この世は交渉の結果で成り立っている!

この世は交渉の結果で成り立っている!

はじめに

皆さん、「交渉」と聞いてどのようなイメージを抱きますか?

駆け引き、勝ち負け、論破、口が達者な人が強い・・・など様々なイメージがあると思います。

では、交渉が行われる場面としてはどんな場面をイメージしますか?

ビジネス、外交、示談、和解・・・などでしょうか。

いずれにしても、多くの人にとって、「交渉」が身近なものというイメージはないと思います。

しかし、実は、この世は交渉の結果で成り立っていると言っても過言ではないくらい交渉であふれています。

実は、意識すれば、我々の日常には常に交渉がある

交渉は、二人以上の者がある問題や課題について合意を得るために話し合うプロセスです。

つまり、

  • ビジネス上の契約
  • 他国との外交
  • 部屋を借りる時の家賃等の条件の決定
  • 主婦が八百屋で行う値切り
  • 夫が妻に行うお小遣いの増額のお願い
  • 外食する際に家族で行うお店の決定

これら全て「交渉」なんです。

実は、意識すれば、我々の日常には常に交渉があるわけです。

ということは、「交渉」がうまくなれば、自ずとビジネスもうまく進めることができますし、日常生活もとても生きやすくなります。

つまり、人生がうまくいくということです。

そのためにも、ぜひ皆さんには交渉学を学んでいただきたいと心から思っています。

けど、「交渉学」って・・・

  • 何かうまく相手を口車に乗せて、自分の都合のいい結果を導く方法なんじゃないの?
  • 相手の心理を操って、都合のいいように弄ぶ方法なんじゃないの?
  • 高圧的な態度で相手を論破して、強引にYesって言わせる方法なんじゃないの?

このようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私が皆さんにお伝えする「交渉学」はこのようなイメージと真逆のものです。

もちろん、一部心理学的な要素もありますが、私がお伝えする「交渉学」の最大の目的は、「優れた合意」をもたらすことなんです。

「優れた合意」とは、今後詳細はお伝えしますが、現時点では、双方にとってWin-Winな合意と理解してください。

この優れた合意をもたらすために「交渉学」があるのです。

おわりに

これから数回にわたり、皆さんに「交渉学」の考え方をお伝えしていきます。

ぜひ日常生活でも実践して、「交渉」によって皆さんの人生を豊かなものにしていただければと思います。

それでは、これから一緒に「交渉学」を学んでいきましょう!

弁護士山口真彦
山口真彦
弁護士

ウィンベル法律事務所/ウィンベル合同会社代表。

大学卒業後、中小企業で営業マンとして勤務したのち弁護士へ。弁護士登録後は、自身が中小企業で勤務していた経験をもとに、企業に関わるすべての人を幸せにするために弁護士にできることをテーマに日々活動している。交渉学に基づいた交渉術を駆使し、早期円満解決がモットー。

PROFILE