Microsoft Officeの延長サポートってなんだ?

はじめに
仕事やプライベートでMicrosoft Officeを利用されている方は多いと思います。
Microsoft Officeには「サポート期間」があることをご存知でしょうか?
このサポート期間が終了すると、Microsoft Officeを安全に利用するのが難しくなります。
Microsoft Officeのサポート期間とは
Microsoft Officeのサポート期間とは、製品のリリース後、一定期間マイクロソフトが製品への問い合わせ対応や、新たな脅威(ウイルスやハッカー攻撃など)に対する防御策を随時提供する等の対応を行う期間を指します。
サポート終了後は新たなセキュリティホールが発見されても、修正プログラムが提供されなくなる等のリスクが生じます。
なお、各バージョンの終了日は以下のとおりです。
バージョン | メインストリームサポート終了 | 延長サポート終了 |
---|---|---|
Microsoft Office2016 | 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
Microsoft Office2019 | 2023年10月10日 | 2025年10月14日 |
Microsoft Office2021 | 2026年10月13日(予定) | なし(予定) |
Microsoft Office2024 | 2029年10月9日 | ? |
Microsoft Office2013は2023年4月11日に延長サポートが終了していますので、もしお使いの場合は早急に更新することを強くおすすめします。
サポートが切れたMicrosoft Officeを使うとどんなリスクがある?
❶ セキュリティリスク
不具合を修正するセキュリティ更新プログラムが適用されなくなるので、ランサムウェア感染やハッカーの攻撃の標的になるなど、不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。
❷ 互換性の問題
最新版のOfficeで作成されたデータを古いOfficeで開くと、表示がおかしくなる、ファイルが正しく開けない、動作が不安定になるなどの可能性があります
対策方法
❶ 最新バージョンへの移行
延長サポートの終了が近いOffice2016、2019を使っている場合は、2024年10月2日に発売されてた最新のOffice2024に移行するか、サブスク型のMicrosoft365へ移行しましょう。
常に最新の状態を保ち、セキュリティや互換性を心配しなくてよく、1ライセンスで複数の端末で利用ができるMicrosoft365をがおすすめですが、値上げしてしまったのと、Office2024がリリースされてしばらくはサポートもあるので、今回は買い切りでの対応もありだと思います。
❷ 思い切ってMicrosoft Officeを卒業する
Microsoft Office以外にも、Googleドキュメントなど代替できるサービスはいくつかあります。
サービスによっては複数人で同時編集ができたり、自動保存機能や世代管理機能でうっかり消してしまった、編集してしまったというヒューマンエラー対策ができるものもあります。
ただ、やはり主流はMicrosoft Officeなので、外部とのやりとりが頻繁にある場合などにはあまりおすすめしません。(WordやExcelなどの形式に書き出せはするものの、微妙に表示がおかしかったりします。)
おわりに
2025年はMicrosoft Officeに加え、Windows10のサポートが終了するなど、企業にとっては頭の痛い問題が多い年です。
ただ、マルウェア感染や機密情報漏洩等が起こると、信頼を失い、最悪会社を畳まなくてはいけないといったことにもなりかねません。
キュリティと業務の安定性を保つために、サポート期限が来る前に、早めの対応を心がけましょう!
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